ダストサンプリング
dust sampling
サンプリングとは一般に対象物のある特性を知るために,対象物の一部を抜き取るとか採取することである。ダストを含んだ気体からの粉塵サンプリングには,二種類の場合があり,その一つは工場の煙道のように比較的粉塵濃度の高い流れからの場合と,ほかは大気中などのように濃度の低い環境空気から採取する場合とがある。管路中からのサンプリングでは等速吸引する必要があるが,吸引系統の都合で非等速吸引した場合でも非等速吸引の誤差式を利用することにより主流の濃度や粒子径分布の情報を知ることが可能である。また環境大気からのサンプリングでは等速吸引は難しいため,高速吸引が利用される。管路中からのサンプリングでは JIS Z 8808 に詳しい規定がなされている。
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非等速吸引誤差
【参考文献】
- JIS Z 8808:2013 排ガス中のダスト濃度の測定方法
- JIS については日本産業標準調査会(JISC)の「JIS検索」も参照(要ユーザー登録)
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