単粒子粉砕
single particle crushing
粒子一個の破砕,粉砕。実操業の粉砕では砕料にあらゆる破壊作用が加えられるが,単粒子粉砕もその要素の一つである。
球,円柱,円板,立方体などに整形した試験片,場合によっては不規則形状粒子を静的荷重下,動的荷重下,衝撃荷重下で破砕し,砕料のヤング率,ポアソン比,各種強度の測定とその関係,荷重—変位曲線の測定を行い破砕エネルギーの計算値と実測値の比較,破砕エネルギーに占める塑性変形エネルギーの割合,試験片の温度上昇,破砕片の飛散運動エネルギーの測定,砕成物の粒子径分布,表面積の測定などを行う。粉砕に対する砕料物性や荷重方法の影響,粉砕に要する仕事量の予測,改善に役立てている。また近年の微粉砕,超微粉砕の必要性から粒子径(体積)の減少にともなう破壊様式の変化,強度,破砕エネルギーの増大の測定例がある。
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破壊強度,破壊エネルギー
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