貯槽の耐震設計
aseismatic design for storage tank
地震国日本においては,貯槽の構造設計は耐震設計により部材断面量が決定されるといってよいくらい重要である。阪神・淡路大震災においては神戸市灘地区にあるいくつかのサイロが倒壊したりして被害にあっているが,これらの被災サイロの検討結果によれば,現行の耐震設計に基づいた設計がなされていれば健全であったと思われる。世界各国のサイロの設計規準の中で,耐震設計に一番詳しいのが日本建築学会の容器構造設計指針である。同指針には設計地震荷重の算定にあたっては,「修正震度法」または「モード法(モード重ね合わせ法)」の二つの方法が示されており,そのいずれかを用いて設計するようになっている。詳細は『日本建築学会編 容器構造設計指針』を参照されたい。
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修正震度法,モード法
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