遠心分級機の一種で日本ニューマチック工業の商品である。サイクロンと同じく,可動回転部をもたないが,微粉域での高精度分級が可能であるため,主にトナーの粒度調整に利用されている。図で示されるように原料は接線的に入り粗粉は円錐壁下部から,微粉は下部中心軸より捕集できる構造である。分散室外周部にルーバーを組み込むことにより二次空気が接線的に入り粒子の分散性を向上させ理想的分級が可能である。分級機内の粒子の付着が少なく,長時間運転にも安定した分級点を維持できる。分級点の移動は二次空気量およびセンターネーブル(円錐壁)高さの変化により可能となる。
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遠心分級
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/3