定方向径,統計的平均径
unidirectional particle diameter
視野についてあらかじめ定めた一定の方向に沿って測定した長さを粒子径とする。粒子が視野内で,ランダムな方向を向いているものとすれば,視野について「定方向」に測ることは粒子について「統計的にランダム方向」に測ることになるので統計的平均径とも称される。付録 VI(付録は未整備・準備中)の図の (a) は,粒子をはさむ 2 本の平行線間の距離で定義される定方向接線径であり,Feret(1931 年)が定義したので Feret(フェレー)径と呼ばれている。(b) は投影面積を二等分する線分の長さで定義される定方向面積等分径で,Martin(1924 年)が定義した。(c) はその方向における粒子の最大さしわたし長さで定義される定方向最大径で,Krummbein 径と呼ばれることがある。
→ 付録(未整備・準備中)
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