テープ成形法
tape forming process
セラミックスのグリーンテープをつくる方法で,ドクターブレード法とカレンダーロール法が一般的である。ドクターブレード法では,鋭いブレードで厚みを調整した塗膜を連続的に基板シート上に展開し,乾燥させて一定厚みのテープを得る。スラリー調製に用いる溶媒により分散剤,可塑剤,解膠剤(かいこうざい),バインダーが異なり,この選択がきわめて重要である。またテープの成形性はスラリー粘度の制御が重要で,温度一定で溶剤量により制御する。カレンダーロール法では,あらかじめセラミック粉末で充塡された熱可塑性樹脂の帯状成形体を作成しておき,このテープを一定圧力下で二つのロール間を連続して通過させ,数段階のロールを通して所望の厚みまで圧延される。添加剤の選択は前者と同様重要な因子である。またテープの柔軟性保持のためにロールは一定温度に保たれる。
→
ドクターブレード法
【広告】