ホッパーから排出された粉粒体を保持する内筒と,粉粒体を振動によって流動化させ円滑に排出させる円形振動板で構成されている。粉粒体は内筒と振動板との間で,一定の安息角を形成して堆積する。振動板を電気的に振動させると,その上に堆積していた粉粒体が流動化し,重力により流出する。排出量は,振動板と内筒との間隔と振動板の振幅を変えることによって調節する。全閉構造にできる,粉粒体の中で回転する機構がない,粉粒体の損傷が少ないなどの特徴があるが,フラッシング性のある粉粒体には適さない。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/15