全体として転動運動をしつつ，一部は流動状態にある粒子群に溶液や懸濁液を噴霧することにより造粒を行う装置。円筒部の底部に円筒内径より少し小さな回転ディスクが設置されており，粒子群はディスク面上を転動しつつ円筒内壁方向に移動し内壁近傍では，ディスクと円筒内壁とのすき間から流入する加熱空気により流動化する。上方に持ち上げられた粒子は減速後，ディスク中央部に落下し再び転動しつつ内壁方向に移動する。このような運動状態にある粒子群に溶液や懸濁液を噴霧することにより造粒物を得る。転動運動により，粒子相互の付着や融着を解きほぐすので，通常の流動層造粒装置に比べて，より小さい粒子の被覆造粒に適する。

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