不規則形状粒子の幾何学的大きさと動力学的大きさとの関係を表わす重要な係数。
$$
(動力学的形状係数)=\frac{(実際の粒子に作用する流体抗力)}{(粒子と同体積の球に対する流体抗力)}
$$
で定義される。粒子径として
等体積球相当径を用いると,
$$
(動力学的形状係数)=\left( \frac{等体積球相当径}{ストークス径} \right)^{2}
$$
に等しく,これは等体積球相当径基準の
抵抗力形状係数に等しい。また,
凝集粒子に対して,塊状では動力学的形状係数は一定値となり,鎖状では構成粒子数の 1/3 乗に比例する関係が得られている。回転楕円体に対する理論値は与えられている。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/12