流動層中に分散板から一定のスペースを開けて円筒(ドラフトチューブ)を設置し,この円筒中の空気流速を高くして粒子を円筒中に吸い込ませて吹き上げ,内部循環流動層を形成させたもの。大型機では複数の筒が設置される。分散板上の円筒中央からドラフトチューブ内に上向きにスプレーして,コーティング装置として汎用されている。医薬ではワースター法とも呼ばれ,比較的微細な粒子のコーテイングに適するとされるが,錠剤のような大きさの粒子のコーティングにも用いられる。
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コーティング装置
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/16