ドラム型造粒機,回転ドラム型造粒装置
drum granulator
水平または傾斜回転円筒内に湿潤粉体原料を連続的に供給し,転動させペレットを生成する転動造粒機である。同装置では,一般に円筒容積に対する原料の体積割合は約 10 % 前後で,臨界回転速度比は 0.45 〜 0.85 の範囲で操作され,塑性限界水分の 60 〜 80 % のペレット水分で良好な顆粒が得られる。しかし,回転円筒内の粉粒体の転動状態は湿潤粉体の凝集現象,円筒内壁に対する付着現象やペレットの大きさ,強度により影響され,予備実験を要する。なお,円筒型造粒機は分級機能に欠けるが回転円錐型造粒機や多段円錐型造粒機は粒子(顆粒)の偏析効果による分級(粒)機能を有し,単一装置による造粒と分粒(級)との同時操作も期待できる。
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転動造粒,転動造粒装置
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