重力沈降分級機の一種で,水平な回転ドラムの中で重力による沈降速度差を利用して分級する。内周にスパイラルスクリューを取り付けたドラムを支持ローラー上に水平に載せて,1 rpm 未満の低速度で回転させる。原液は外部からシュートを介してドラム内に供給され,スライム排出端に向かって流れる。沈降した粗粒は回転するドラム内周のスパイラルスクリューの作用を受けて,液流とは逆の方向に送られてドラムから排出され,細粒は溢流する。ドラムの長さは直径の 2 倍前後で,直径 2.5 m から 3.5 m 程度のものが使用されている。骨材や土木工事に用いられる。
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重力沈降分級機
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/16