ドリモア・ヒールの式
Dollimore-Heal's equation
ドリモア・ヒールの式は,吸着実験から多孔体の細孔径分布を求める際に用いられる式の一つである。式を導くに当たっての基本的な仮定は以下の二点である。
- 圧力 P で吸着平衡が成立しているときは,その平衡圧で毛管凝縮が起こらないある大きさ以上の細孔のすべての内壁は,厚さ t の吸着層でおおわれている。
- その大きさ以下の細孔では,吸着層の上にケルビンの毛管凝縮の式に従って凝縮が起こり,細孔は吸着質分子によって充満している。
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