粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

ドレイン高さ

drain height

 粒子充塡層を液中に完全に浸漬したあと,層下端が液に接するところまで引き上げて静置し,水切り(drainage)を行うと毛管吸引圧により液が残留,保持される。下層の間隙には液が充満しているので飽和域といい,この飽和域をならしたときの層底面あるいは層外液面からの高さをドレイン高さ hs(平均飽和域高さ)という。(キャピラリー数)×(hs/粒子径)をキャピラリー定数(capillary constant)といい,空隙率粒子形状により多少変動するが,ほぼ定数となる。

→  キャピラリー域キャピラリー数毛管上昇吸引圧

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/16

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