トンネル形状の装置本体に熱風と材料を連続的に送り込み,熱風からの伝熱によって連続乾燥する装置であり,特にバンド以外の材料移送機構を備えた装置の総称である。種々の形式があるが,トンネル形状の装置内で材料を棚積みした台車を移動させたり,ロールを使って連続シート状材料を移動させる形式がその例である。熱風は材料に並行に送られたり,材料表面に噴流として吹き付けられる。特に,噴流を利用して乾燥する形式は衝突噴流乾燥機(impinging flow dryer)と呼び,平均の総括伝熱係数は 90 〜 230 W K-1 m-2 程度である。
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乾燥装置
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/16