サブミクロンサイズのコーティング粒子のこと。医薬品製剤の一つとして薬物を高分子でコーティングしたものをさすことが多く,一般的にそのサイズは数十 nm から数百 nm である。類語のナノスフィアが薬物分子(微粒子)が粒子マトリックス全体に分散しているのに対して,ナノカプセルにおいてはマイクロカプセル同様,薬物結晶を核としてその周りを被覆する形態をとる。サブミクロンサイズでこのようなコーティングを気中で行うことは現時点では不可能であり,液中で調製される。
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マイクロカプセル,マイクロスフィヤー
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/17