破壊基準
yield criterion
粉体層に作用するせん断力(剪断力)が増していき,ある値に達すると層内に不連続な面が生じたり,せん断応力が一定のままでひずみだけが増加するような状態になる。これが層の破壊,崩壊あるいは降伏である。粉体層が崩壊するときの条件を表わす式を破壊基準という。破壊基準は粉体層の状態量で表わされるので,応力あるいはひずみを用いればよいが,粉体工学では応力で表わすことが多い。崩壊基準として,トレスカ,ミーゼスおよびモール・クーロンの基準などが知られている。
→
モール・クーロンの基準
【広告】