広い意味での粉砕を,大きく分類して狭い意味での粉砕と破砕に分けることがある。破砕は一般に粗い粉砕についていい,粗砕とほぼ同じ粒子径範囲(すなわち数十 cm 〜 十数 cm のオーダーの砕料を数 cm 以下に)をいうが,粗砕とほぼ全く同じ意味で使うこともあり,また粗砕を中心にして粉砕機構が衝撃を主にしたものについていうこともある。しかし,広い意味では衝撃だけでなく,打撃や圧縮作用による粉砕を含むのが普通である。いずれの場合にも,原料粒子一個ずつを対象にして力を加える場合についていう。
→
粗砕機
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/20