粒子と粒子の反発現象において，反発前後の速度変化を計算する際に用いられるモデルの一つである。反発現象において粒子を剛体と仮定し，粒子に働く力積を考慮して運動方程式を積分すれば，衝撃方程式が得られる。この衝撃方程式を解けば，反発後の粒子速度が反発係数，動摩擦係数をパラメーターとして得られる。ソフトスフィヤーモデルに比べて計算が簡単であるが，二つの粒子の反発にしか使えないので，一般に分散状態になる粒子が反発する場合に用いられる。