高速回転するハンマーによって供給粒子に衝撃を加え,粉砕から微粉砕までを行うミル。粗砕機であるハンマークラッシャーと違って,ハンマーはスウィングハンマータイプで,打撃の力に対して若干の逃げとなるよう設計されたものが多い。また出口側に多孔板,スクリーン,グリッドなどをおいて,いわゆるスクリーンミルとして粉砕製品の粒度のコントロールを行うようになっているのが普通である。この種のミル,特にスクリーンミルでは摩耗が問題になるので,あまり硬度の高いものには用いない。
→ 衝撃式粉砕機
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/12