光透過法
photo extinction method
粒子分散系において,粒子群を透過した光の減衰を利用して粒子濃度を測定する方法。透過光の減衰はランバート・ベアの法則に従い,粒子のホールドアップ濃度が測定できる。しかし,光の消散効率は粒子径にも依存するため補正が必要である。なお,紫外線や X 線のように粒子径に比べて波長の短い光を用いれば,ほぼ粒子径によらない測定ができる。遠心沈降法による粒子径測定装置において濃度の検出をこの方法によることもあり,従来,この種の粒子径測定装置は光透過法と呼ばれているが,誤解を生じやすいので注意が必要である。
→ ランバート・ベアの法則,吸光係数
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