ホッパー貯槽の排出時の流動性を改良するために,ホッパー部の排出口位置を偏心させたホッパーのことである。排出口位置を偏心させ,特にホッパー部の一壁面を垂直壁面にしたことにより,排出口上部にアーチやドームが形成されにくく,ホッパー部からの排出流動性が非常によくなる場合があることが知られている。1957 年 Leon により非対称ホッパーが推奨され,その論文の中で特に含水率 12 % 以上の石炭とか閉塞性の高い粉体の流出に対して非常に効果があると報告している。
→ ホッパー
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/12