微粉砕の項でも述べたように,147 µm(100 メッシュ)以下の砕製物を得ることを目標とした微粉砕機,さらに数 µm 以下の粉砕を目標とした超微粉砕機を含めて,これらを一般に微粉砕機ということができる。微粉砕機の代表的な機種はボールミルであり,特に大量の処理には最も一般的に使用される。超微粉砕を要求しない場合にはエアースエプト型衝撃粉砕機がよく使用される。さらに微粉砕のうちでも微小粒子側の粉砕ないし超微粉砕を要求する場合にはジェットミル,各種の摩砕機が使われる。特に原料の湿式処理が可能な場合には湿式ボールミル,各種の湿式摩砕機が使用される。
→ 微粉砕,粉砕機
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/24