表面改質
surface modification
固体の表面に物理的・化学的な処理を施して表面の性質を変えること。粉粒体の物理的な処理による改質としては高分子の物理吸着,高分子の成膜による被覆(コーティング),微粒子の吸着・積層あるいは融合(粒子複合化)による被覆などをあげることができる。化学的処理としては,粒子表面での種々の化学反応による改質が可能である。この中には,懸濁法によるマイクロカプセル化も含まれる。一般的には,表面改質は表面活性を変化させると定義されるが,コーティング,マイクロカプセル化の例にみられるように,実際的には,種々の機能性をもたらす手法ととらえることができる。機能としては,親水化,疎水化,不活性化,反応性向上,薬物の徐放化などがある。
→ コーティング,マイクロカプセル,懸濁法,表面処理
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