粒子径分級(粒度分級)によって微粒子側に分級された産物のことで,粗粒産物の対語。同義語に細粉,細粒があり,湿式分級ではスライムともいう。カットサイズよりも小さな粒子がすべて微粒産物になり,カットサイズよりも大きな粒子がすべて粗粒産物になれば理想的であるが,実際の分級には誤差があるので,カットサイズよりも小さな粒子のー部は粗粒産物になり,カットサイズよりも大きな粒子の一部も微粒産物になる。
→ 粒子径分級(粒度分級),
粗粒産物,
スライム,
理想分級
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/10/8