貯槽より粉粒体を排出する装置で,材料の性質と排出の目的により単段式,単段定量式,2 段定量式の三種がある。一般に底部はフラットな面で,これを摺るように放射状に取り付けられた攪拌翼が比較的低速で回転して,粉体をかき寄せながら,底面の一部に開いた排出口から落下させる。特にフラッシング性の大きい粉体の場合は二段定量式のものが使用される。直径は 600 mm から 1500 mm 程度まであり,最大能力は 200 t h-1 程度まで可能である。取扱い粉粒体は粉状から粒状まで使用できるが,塊状や摩耗性粉粒体には不適である。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/10/7