粉粒体における固体粒子,液体および気体の充塡形態の一つであって,固体粒子同士が互いに接触しているという意味で固相が連続,かつ,液相も気相も連続している充塡状態をファニキュラー I という。さらに,液体の量が増えて気体のみが不連続になった状態をファニキュラー II という。どちらも液体が固体をまんべんなくコーティングしている状態と考えてよい。索状域,繊状域とも呼び,この域における水を索状水という。
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ペンデュラー域,キャピラリー域,スラリー域
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/10/6