薄片状の薄い粉粒体を総称する。原料,製品などの製造工程からできるものが多く,フレーク品よりもっと薄いものをいう。写真に使われるネガフィルムと同じようなイメージをもつことよりフィルム状粉体という。
プラスチック樹脂などがハンドリング中に金属板などに擦れて薄い膜状のものを発生することがあり,これをスキンまたはフィルムと呼ぶ場合がある。
貯槽やホッパーに投入されたフィルム状の粉体は板状に順番に積層されるために普通の供給機で切り出すことが難しくロールフィーダーのような供給機が使われる。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/06