以前は,風力分級,乾式流体分級の同義語としての広い意味にも用いられていた。しかし現在では,上昇気流を用いて重力沈降速度の遅い粒子を上方にもち去るようにした重力分級方式で,粒子径分布測定や分析用の粒子径別試料採取などを目的とする小規模な分級を限定してさすことが多い。このような方式による小規模分級の道具を風篩や水簸(すいひ)による粒子径分布測定や粒子径別試料の分析を行う方法を淘汰分析法と呼ぶ。
→ 乾式分級,重力分級機,エルトリエーション,水簸(すいひ)
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/06