不均一度
randance
粒子形状に関するフーリエ記述子の一つ。極座標法で得られたフーリエ係数 $A_{n}$ により
$$
(randance)=\sum \frac{{A_{n}}^{2}}{{2R_{0}}^{2}}
$$
で定義され,動径分布の分散(動径関数の平均値周りの二次モーメント)を与える無次元の指標である。ここに $2R_{0}$ は面積相当径である。粒子投影像の幾何量のいくつかは極座標法のフーリエ係数で与えられる。例えば,粒子投影面積 $S$,平均半径 $r$ は,
\begin{align}
& S = \pi \left[ {A_{0}}^{2}+\frac{\sum {A_{n}}^{2}}{2} \right] = \pi {R_{0}}^{2} \\
& r = A_{0}
\end{align}
である。また,面積相当半径 $R_{0}$ で無次元化した動径関数の平均値周りの三次モーメントは,Skewness(ひずみ度)と呼ばれ,動径分布のひずみの指標であり,フーリエ係数で与えられる。
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形状指数,動径ベクトル法
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