プラズマジェット法
plasma jet method
液相から微粒子を製造する液相法の中の,融液法の一つである。この方法では,原料の融液をノズルから小滴にして噴霧・固化することにより微粒子を製造するが,高融点物質では融液を入れる容器がないために,原料粉体を高温プラズマ中に投入して液化したあと固化・微粉化する。一般に融液の粘度は高く,微小液滴をつくることは難しいので,超微粒子の調製は困難である。したがってこの方法では,比較的融点が低く,粘度の低い融液が調製できる金属微粒子の製造には広く用いられるが,酸化物などのセラミック微粒子の調製には,熱履歴にともなう分解や多形あるいは組成の均質性を保つことが困難などの問題もあり,調和溶融する化合物以外の物質への応用は限られている。
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