プランジャーの往復運動によって粉粒体を押し出し移動させる装置で,推力はクランク軸の偏心運動により,回転運動を往復運動に変える。流動性が悪く貫入度の少ない粗粒塊の供給に適しているが,粒子径は大きすぎても小さすぎてもよくなく,粉体によって適した大きさがある。供給量はクランク軸の回転数,偏心度のほかにホッパー出口のゲートの開閉度によっても調整できる。したがって,このゲートの位置とプランジャーの押出し量によって容量が左右され,粒体の種類による経験的要素が大きい。特殊な粉粒体の供給機である。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/10/2