サイクロン集塵装置において,捕集効率を向上させるためサイクロン下部の粗粉捕集箱より,サイクロン入口流量に対して 5 ~ 20 % のガスを抜き出す操作。このブローダウンによりサイクロン内の流れの乱れが低下し,また円錐壁近傍の下降流体流速が増加するため,粗粉捕集箱からの粒子の飛散を少なくすることができる。ただしブローダウンした気流中にも別の粒子が含まれるので,粒子捕集装置が必要となる。液体サイクロンやバーチャルインパクターはブローダウンを利用している。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/10/1