フローファンクション
flow function
粉体層の破壊包絡線に接し,原点を通るモールの応力円の最大主応力,すなわち単軸崩壊応力 $f_{\mathrm{c}}$ は層の空間率に関係する。粉体層の空間率は層成形時の最大圧密応力 $\sigma_{1}$ に依存するので,$f_{\mathrm{c}}$ は $\sigma_{1}$ に関係していることになる。そこで,ジェニケは関数 $f_{\mathrm{c}} = f(\sigma_{1})$ をフローファンクションと呼んだ。この関数は粉体の流動性を表わす重要なもので,一般に,$f_{\mathrm{c}}-\sigma_{1}$ 平面において上に凸の曲線になることが実験的に確かめられた。さらに,ジェニケはフローファンクションを用いて粉粒体材料の供給用ホッパー開口部の設計法を示している。
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単軸崩壊応力,ジェニケ法
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