分級操作を行う装置のことで,湿式と乾式とがあり,ふるい(篩)と流体分級機に分類され,後者はさらに液中分級機と風力分級機とに分かれる。粒子への作用力としては化学親和力と重力,あるいは重力と遠心力などの複合力とが働く場合が多い。分級を目的とする物性は粒子径,密度,形状,成分などであり,粒子径は粗粉から微粉に至るにつれ,ふるい分け,重力,遠心力が利用される。密度についての分級には重液沈降法が,形状の分級には転動か振動などの機械運動による方式がある。一般には粒子径分級(粒度分級)が普及している。
→ 分級,
ふるい分け(篩分け)
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/30