粉砕速度定数
grinding rate constant
粉砕の速度を表わす定数で,粒子径分布の時間変化から定義される場合と,一定粒度区間の粉体重量の時間変化から求める場合の二通りがある。前者の場合の例として,ロジン・ラムラー式を適用した次式がある。
$$
R(D,t) = \exp (-K D^{m} t^{n}) \tag{1}
$$
ここで,$D$ は粒径,$t$ は時間であり,$K$ は粉砕速度定数,$m$ は定数,$n$ は $n=0.8 \sim 1.2$ で,$1$ に近い値である。
また,後者については次式で定義される $K$ がある。
$$
S(D,t) = K D^{n} \tag{2}
$$
ここで,$S(D,t)$ は,$D$ なる粒子径の粒子が $t$ 時間に粉砕される確率,すなわち選択関数であり,$n$ は定数である。
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