粉砕抵抗
comminution resistance
砕料の粉砕しにくさを表わす尺度の総称。粉砕しやすさを表わす尺度としてグラインダビリティーがあり逆数の関係にある。
粉砕仕事量と粉砕量との関係を求めようとする試みが多数の研究者によって行われ,いくつかの粉砕仕事法則が提唱されている。これらの粉砕仕事法則における比例定数,またはこれに相当する係数は,それぞれの粉砕仕事法則に基づく粉砕抵抗またはグラインダビリティーを表わす。代表的なものとして,一定の大きさの砕料を一定の細かさまで粉砕するのに要する仕事量を求めるときの粉砕抵抗を表わすボンドの仕事指数 [kWh t-1] やホルメスの仕事指数 [kWh t-1],また粉砕によって生成した表面積と仕事量から算出する破砕表面エネルギー [J m-2] がある。これはリッティンガー数の逆数に相当する。また,単位質量の砕料を破砕するのに必要なエネルギー [J kg-1] も一種の粉砕抵抗と考えることができる。
→ ボンドの仕事指数(ボンドの粉砕仕事指数),
ホルメスの仕事指数,
固体の表面エネルギー,
破砕表面エネルギー,
グラインダビリティー,
リッティンガー数
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