粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

粉塵

dust

 気中に浮遊している粒子状の物質をいう。浮遊粉塵と同義であるが,法的な用語として,大気汚染防止法第 2 条第 4 項で,物の粉砕,選別その他の機械的処理または堆積にともない発生し,または飛散する物質と定義されている。また労働安全衛生法第 2 条に労働災害の原因の一つとしてあげられ,粉塵にさらされる労働者の健康障害を防止するために定められた粉塵障害防止規則では,粉塵をそれが発生する作業(同規則の別表 1,3)や発生源(同規則の別表 2)に分けて示している。粉塵として,岩石など鉱物性粒子,炭素粉,金属粉,溶接などから発生するものをあげている。

→ 浮遊粉塵大気汚染

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/28

【広告】