転動流動層装置などを用いて,芯となる粗粒子を転動させながら,周りに溶融した低融点物質,またはそれを結合剤としと非溶融物質を付着させて被覆造粒する乾式コーティング法の一種。低融点材料としては,水素添加ヒマシ油,カルナウバワックス,ポリエチレングリコール,ステアリルアルコールなどが用いられる。操作条件としては,
- 吸気温度,
- 芯粒子,溶融物質,非溶融物質の粒子径,
- 溶融物質と非溶融物質の混合比,
- 溶融物質の溶融後の粘度,
などが重要であるといわれている。製品粒子径は 400 µm 以上のものが製造可能であることが知られている。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/25