粉体のレベルは液体とは異なり,投入や排出の方法にも依存し,水平面にはならないのが普通である。したがって,レベルを測定しても粉体量と直接関係づけることは難しい。また,液体とは異なり,貯槽壁に掛かる圧力はレベルに正比例しない。貯槽などでの粉粒体のレベルを測定する計器には,あらかじめ決められた上下限での粉粒体の有無を検出する形式のレベルスイッチと,任意の位置にある粉粒体層上面までの距離を測定する形式の,いわゆるレベル計がある。また,粉体層上面の三次元形状を三角法によって求める方法も開発されている。
→ レベル計,
ヤンセンの式
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/25