空気中の微細な粉塵をほとんど 100 % 捕集する高性能フィルターで,エアーフィルター性能試験法により,定格流量で粒子径 0.3 µm の粒子に対して,99.97 % 以上の捕集効率をもち,かつ,初期圧力損失が一般に 300 Pa (30 mm H2O) 以下の性能を持つエアーフィルター,と定義される。通常の HEPA フィルターは,繊維径 1 µm 以下,充塡率 5 % 前後の微細繊維層ろ紙(濾紙)でできており,これをジグザグ状に折り,枠組みにしたユニットとしてクリーンルームなどに使われることが多い。
→ エアーフィルター,
繊維層フィルター,
ULPAフィルター
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/21