エンドレスベルトをスプロケットホイルにて回転することで貯槽やホッパーから粉粒体を定量的に切り出すときに用いられる。
　構造的にはベルトコンベヤと同じであるが一般にはゴムや樹脂製の平ベルトを使用する。ベルトの速度も比較的遅く，ベルトテンション調整までするものは少ない。粉粒体の性状を安定にできる程度のベルトの長さでよいので装置本体は小さく，ベルトに積載した粉体のこぼれ対策のためにベルトの両側にスカートを取り付けたものもある。
　供給量はホッパーゲートの開度とベルトの幅，ベルトの速度で決まる。ほとんどの粉粒体に使用できるがフラッシングしやすいもの，粘着性のものは不適である。
　供給能力を簡単に調整できることからベルトフィーダー本体または一定長さのベルトを計量することで重量制御式の供給機として使われることも多い。