粉粒体の調合，配合またはプロセスの重量管理のために使用される。ホッパーに棹式はかりやロードセルなどを組み込んで粉体を秤量するものである。ホッパーへあらかじめ設定した量を定量的に供給する加算式と，ホッパー内に貯められた粉体を設定した量に切り出す減量式とがある。いずれの方式も定量供給機のばらつきなどの供給精度が重要である。
　秤量制度にはロードセルおよびアンプなどの制御からの精度ばかりでなく排出装置やフレキシブル継手などの付帯機器を含めた総合的な静的制度と供給機，排出機との動的精度がある。そのほか設置場所の振動，前後機器との環境条件やプロセスからの運転条件なども加味して選定する必要がある。ホッパー内の残留対策としてエアーレーション装置やハンマーリング装置を取り付けたり，ホッパーへの供給，排出にともなうエアーの置換のためにベントフィルターなども必要となる。