Born repulsion
イオンや分子同士が接するまで近づくと,原子の電子雲の重なりによる強い斥力が現われ,これによりどこまで原子同士が近づけるかが決まる。これを交換斥力,あるいはイオンについては Born 斥力と呼ぶ。ポテンシャル関数形は,量子化学的基礎に則った指数型 exp (-r/σ),あるいは経験的表現してのべき関数 (σ/r)n [n=9 ~ 16] で表わされるが,剛体壁型で近似される場合も多い。ここで,σ は表面分子直径,r は表面からの距離である。
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