マイクロカプセル
microcapsule
微小容器であるマイクロカプセルは,固体・液体・気体状の微小な核(芯)を有機・無機・金属物質などの薄膜で包み込んだ容器である。通常は数 µm から数百 µm の範囲の顕微鏡的大きさの容器をさすが,最近ではナノカプセル,ミリカプセルなどのカプセルも含めた総称として使われている。マイクロカプセル化技法(microencapsulation)は,化学的・物理化学的・機械的かつ物理的色彩の濃い技法に分類される。一般的には油中水滴あるいは水中油滴型エマルションをつくり,滴表面での界面重合,界面反応,界面沈積,相分離などを利用して,壁膜をつくり核粒子をおおう。他方,機械的・物理的操作である混合・粉砕・乾燥・蒸着を用いると,乾式プロセスで各種の壁膜を調製できる。
マイクロカプセル化の主目的は,
→ エマルション, 界面重合法, 界面反応法, 無機質マイクロカプセル, インジツ重合法(in situ 重合法), オーダーミックスチャー
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