通常,ある物質を固体素材中に分散させた微小球体であって,3 ~ 500 µm 程度のもの。芯物質の周りを固体で被覆した微小球体であるマイクロカプセルとは異なり,マトリックス型の構造をもつものをさすのが普通である。マイクロカプセルとマイクロスフィヤ一をあわせてマイクロパーティクルという場合がある。液体の粉末化,揮発性物質の不揮発化,反応物質の不活性化,内包物の放出制御などを目的として製造される。製法は,オリフィス法(懸滴法),液中乾燥法,溶融分散冷却法,スプレードライ法,流動層法などがある。
→ 薬物送達システム,
徐放性製剤
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/16