毛管上昇法
capillary rise method
液体の表面張力を測定するための最も簡単な方法であり,液面に垂直にガラス製毛細管を設置したとき,表面張力の働きにより毛管内の液面が元の液面より上昇(下降)することを利用して,次式から液体の表面張力 $\sigma$ を求める。
\begin{align}
& \sigma = \frac{a^{2}g\rho_{\mathrm{\ell -g}}}{2} \\[7px]
& a^{2} = bh
\end{align}
ここで,$a$ は毛管定数,$b$ は毛管の主曲率半径,$g$ は重力加速度,$h$ は液柱の高さ,$\rho_{\mathrm{\ell -g}}$ は液体と気体の密度差を表わす。
上式において,先ず $b=r$(ガラス製細管の内半径)として,$a$ の第1次近似値を求め,補正表を用いた繰り返し計算を行い,$a$ および $b$ の収束値を用いて,$\sigma$ を求める。
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