毛管流れ
capillary flow
毛細管内の流体の流れ。粒子層は,形状,太さの異なる毛細管とみなすことができるので,粒子層内の流れは通常毛管流れとなり,ハーゲン・ポアズイユ則が適用できる。
間隙が完全に液体で充満された粒子層の脱水過程では,各間隙内のメニスカスの位置で表面張力が働くので,その位置より下の層内ではポテンシャル頭から表面張力の分を差し引いた静圧が液流動の推進力となり,このような状態での液流れを毛管流れという。脱水過程の初期ではこの毛管流れが支配的となる。脱水過程の後期では,間隙内に気相が存在するので液体は粒子表面を伝わって流下し,これを膜流れまたは表面流れという。
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