モード法
modal analysis
サイロなど粉粒体貯槽の設計地震荷重を決める方法の一種で,日本建築学会の容器構造設計指針に示されている。
モード法は構造物を $n$ 質点振動系とみなした場合の $i$ 質点下に加わる設計降伏せん断力(設計降伏剪断力)$Q_{\mathrm{d}i}$ を次式によって算定する。ただし,考慮すべき振動次数は 2 次以上とする。
\begin{align}
& Q_{\mathrm{d}i} = \sqrt{\sum_{j=1}^{k}\left( C_{j}\sum_{m=i}^{n} W_{m}\beta_{j} u_{mj} \right)^{2}} \\[7px]
& C_{j} = Z_{\mathrm{s}}\cdot I\cdot D_{\mathrm{s}}\cdot \frac{S_{\mathrm{a}j}}{g}
\end{align}
ただし,$Q_{\mathrm{d}i} \geqq 0.3Z_{\mathrm{s}}\cdot W\cdot I$ とする。ここで,
- $\beta_{j}$:$j$ 次固有振動の刺激係数
- $u_{ij}$:$i$ 質点の $j$ 次の固有関数
- $k$:地震応答に対して影響の大きい振動次数の最高次数
- $j$:固有振動次数
- $C_{j}$:$j$ 次の固有振動に対する降伏せん断力係数
- $S_{aj}$:$j$ 次固有周期に対する設計加速度応答スペクトル値
→ 修正震度法,貯槽の耐震設計
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