輸送管内流動様式
flow pattern of particles in conveying pipe
混相管内流の流動様式。特に固気二相流では,粒子と空気の密度比が大きいので,粒子物性,濃度,風速,管径のほかに管配置によっても変化する。粒子の浮遊速度以下の低速では,管全体を充満しながら輸送される柱状流(またはしゅう動流),堆積層中や浮遊粒子群中を粒子が塊になって管をふさぎながら輸送されるスラグ流,空の管内を粒子群が栓のように一体となって管をふさぎながら輸送されるプラグ流,堆積層や浮遊粒子群をともなう浮遊流,砂丘状流れがある。速度の上昇につれ,粒子が濃度によって層状に輸送される成層流,軸方向に濃度の疎密がある脈動流などが観察され,さらに高速になると粒子は管内を均一に分散されながら輸送される浮遊分散流となる。特に,鉛直上昇流では粉体の流動化速度域で流動層流がある。
【広告】